第10話 ゴルフ場のカレーライス
先日一緒にラウンドした日本人のオジサンが、池ポチャの後の打ちなおしで今度はボールが林の中に飛び込み一言、「ハヤシもあるでよ~。」と言われて不覚にもプッ(笑)と反応してしまった。と、今回は駄洒落ネタかと思いきや、「食べ物」の話題です。
オーストラリアのゴルフは日本のようにハーフを終了して昼食休憩をとるスタイルではなく18ホールを通しでプレーしますから、クラブハウスのレストランでしっかりと昼食をとるという機会はあまりなく、日本のように値段も内容も立派なランチメニューを置いているところは多くはありません。概ねクラブハウスサンドイッチ(ベーコンやレタス、トマトなどを挟んでトーストサンドイッチにしたもの)やフィッシュ&チップス(白身魚のフライとフライドポテト)など値段も10ドル前後のお手軽なメニューが多いようです。
が、中にはカレーライスやラーメンなど日本食のメニューを出しているコースレストランもあります。ただ、残念ながら調理するのが大概日本人シェフではありませんので、お味の方は少々外国風?のテイストで、カレーなどは日本のメーカーのルーを使っておそらく「ジャパニーズカレー」のレシピを見て作っており、一応福神漬けとらっきょが同じ皿の隅っこに乗っていて見た目大きな「ズレ」はありませんが、やたら中のお肉のひとつひとつが大きかったりルーが粉っぽかったり濃かったり…、また「YAKISOBA」の場合には、中国料理風の炒め麺的な具と味付けで出てきたりしますので、日本のいわゆる「ソース焼きそば」を期待して待っていると少々ショックを受けることがあります。
更にこれが現在はオーストラリア企業などに買い戻された「元」日系資本のコースなどの場合にはもっと深刻で、カレーライスやラーメンなどのメニューはそのまま残ってはいても、出てくるとご飯に芯が残っていたりはてはタイ米だったり…、「ラーメン」の麺が米麺(ビーフンみたいな)でスープがココナッツベースだったり、と度肝を抜かれることも少なくありません。そんなわけで、以前は「Japanese Curry Rice」や「Ramen」などと和製英語もどきやヘンなカタカナで出ていたメニューも、最近は「Curry & Rice」や「Noodle Soup」などいわゆる英語メニューで必ずしも出来上がりが日本の「カレー」や「ラーメン」でなくてもOK?!のように変わってきました。
しかし、せっかく南半球のオーストラリアまで来てゴルフをしているのですから、郷(豪)に入れば郷(豪)に従え、ということで、デカ過ぎてとても手で持っては食べられない「オージーバーガー」や、中のソースが意外に熱いのでがぶっといった時に口の中をヤケドしないよう要注意の「ステーキ&マッシュルームパイ」、上にかけたトマトソース(ケチャップ)がシャツに付きがちな「ソーセージロール」などなど、普段日本のコースではお目にかかれない色んなオージーフードをご堪能ください。ただし、カロリーはどれも高いので食べ過ぎにはご注意。たくさん食べたら体も大きくなってオージーみたいにやたら「飛ぶ」ようになる!、でもよく「曲がる」かも…。

