第8話 がんばれ!宮里藍選手
ANZ女子オープン初日、朝早めに会場に入った。注目の宮里藍選手は今大会過去4回優勝の豪州のカリー ウエブ選手、同じく豪州の新鋭キャサリン ハル選手と同じ組で午前8時のスタートに向けて、もくもくとパッティングの練習中だ。
宮里選手というより「藍ちゃん」と呼んだ方がピンとくる、というのはカリー ウエブ選手や他の女子プロ選手に比べて体つきは一回りも二回りも小さくて見た感じはまるで子供のよう。同じグリーンでパッティングしているローラ デービス選手と並ぶと特にその違いが…。
8時5分前くらいに3選手ともインスタート10番ホールのティーに集まって、改めて握手。8時きっかりにハル選手、藍ちゃん、ウエブ選手の順でティーショットを打ってスタートした。
前半9ホールを一緒に歩いて観戦したが、この日の藍ちゃんはショットが完璧で、ひときわ大きなスイングアークから繰り出されるドライバーショットも他の二人より常に20ヤードくらい先に行っていた。アイアンもしっかりとグリーンをとらえてパットのタッチも好調。2番ショートで一つ目のバーディーを奪って波に乗り、前半9ホールでボギーなしの4バーディー、後半も出だし1番から4連続バーディーと絶好調で5,6,7番で少しだけショットがぶれたが8番で9個目のバーディーを獲りその時点で自己ベストタイ+コースレコードタイの63。最後9番で3メートルのバーディパットが惜しくも外れて62はかなわなかったが、終わってみれば2位のハル選手に3打差の9アンダーで堂堂のトップフィニッシュだった。
藍ちゃんの後ろの組のローラ デービス選手らがショートホールのティーグランドで待っているときに、グリーン上の藍ちゃんがバーディーパットを決めて大きな拍手が聞こえるたびに、「彼女はすごいわねえ。」、「2週間前のワールドカップでも優勝したんでしょ。」というデービス選手たちの会話が聞こえてきたが、あんな小さな体でパワフル且つ正確なショットを放つ若干19歳の日本のホープ藍ちゃんの注目度は他のプロ選手の間でもものすごく高いようだ。
大会二日目は最終組の午後12時半スタートの予定らしい。今このコラムを書いているまさに今しがたスタートして今頃は3ホール目くらいだろうか。4日間のトーナメントなのでまだまだ油断は禁物だが、なんとかこの調子でがんばって欲しい。

