第3話 ヤードじゃなくて「メーター」です。
フェアウェー脇の「150」と書かれたヤーデージ杭。これはグリーンセンター(もしくはグリーンエッジ)まで残り距離が150ヤード、ではなく150メーターの意味です。日本からのお客様の中には18H 回りきってから、「えっ!!そーなの?どおりでショートばっかりなわけだ。俺飛ばなくなったかと思って焦ったよ・・・」という話も聞くが、日本やアメリカやイギリスではヤード表示なのにオーストラリアではメートル表示なのは、なぜ?答えは、「オーストラリアが遅れているから?」いやいや、そうでもないらしい・・・。
少々かたい話になるが、世界標準としてのメートル単位の確立と普及を目的とした「メートル条約」に加盟している国は現在51カ国、もちろん日本、アメリカ、イギリス、オーストラリアも例外ではないのだが、アメリカとイギリスは未だにヤード・ポンド法を大多数の国民が日常生活の営みの中で使っているのが現状であり、この慣習度量衡単位(ヤードポンド法)のメートル法化は目下両国の課題、つまり、世界標準の流れに合わせてよ!というわけである。
日本のトーナメント中継で、ショットに関しては「残り100ヤード、ピッチングウェッジを持っています。」などと言いながら、グリーン上では「1.5メートルのバーディーパット…」というのも考えてみれば変であるし、オーストラリアでもローカルルールで「6インチプレース」と書いてあったり・・・。 やはり総本山の英国ゴルフ協会(The Royal and Ancient Golf Club)とアメリカPGAが毎年裁定する『ゴルフルール』に基づいたスポーツであるからして、そうそう簡単なことではないのかもしれません。
日本からのお客様にはよく「ヤードに換算するには1割増しで考えてください。」とアドバイスしますが、例えば139メートルのショートホール、ヤードでは約153ヤードですが、スコアカード上の139メートルの表示は白ティーの場合、白ティーの基点位置から一般的にはグリーンのセンターまでの実測距離。なので、当日のティーの位置(ティー位置は都度変更されます)やピンポジション(日によって替わります)によって実際の当日のピンまでの距離は容易にスコアカード表示距離の+-10%程度は変わってしまうわけですが・・・。それにわれわれアマチュアプレーヤーは、いつもいつも芯食ってる(クラブフェースのスイートスポットに当たっている)わけではなく風が吹いたり打上げ打ち下ろしなどが出てくると、縦10ヤード程度の飛距離の誤差などは当たり前?だし、ましてや横(曲がり)のブレに至っては・・・、と考えると、残り「150」の杭は、ヤードでもメートルでもどちらでもいい!?

